マグネットグループ
SupeKEKBではトンネル内に電子/陽電子リング合わせて約300台の偏向電磁石、約900台の四極電磁石、200台以上の六極電磁石を設置し、それぞれのリングのビームを操作しています。この他に四極電磁石のとなりには小型の偏向電磁石(補正電磁石)を多数設置し、各ビーム軌道の微調整を行っているほか、四極電磁石/六極電磁石には光学補正を行うための補助コイルが巻かれています。これらの電磁石はすべて精度よく加工されたもので、個体差をできるだけ小さくしています。また、設置前には磁場測定を行ってすべての電磁石の特性評価を行ったのち、トンネル内に0.1mm以下の精度で据え付けています。
これらの電磁石や補助コイルに電流を流す電源は大小合わせて3000台近くあり、それぞれ運転に必要とされる磁場精度を満たすために要求に応じて1~100ppmの精度で電流を設定、通電を行っています。通電している電流値も同程度の精度で計測する必要があるため、高精度の電流モニタシステムを用意し、常時モニタリングを行っています。 これら電磁石・電源の維持管理や新規開発の他、トンネルの年次沈下や振動の測定など電磁石のアラインメントや磁場の変動に関する測定も行っています。
植木 竜一
Ryuichi UEKI
助教
江川 一美
Kazumi EGAWA
研究員/名誉教授
大木 俊征
Toshiyuki OKI
准教授
大澤 康伸
Yasunobu OhsawaI
シニアフェロー(技術職)
川本 崇
Takashi KAWAMOTO
研究支援員
菅原 龍平
Ryuhei SUGAHARA
ダイヤモンドフェロー/名誉教授
土屋 清澄
Kiyozumi TSUCHIYA
ダイヤモンドフェロー/名誉教授
長崎 岳人
Taketo NAGASAKI
技師
中村 衆
Shu Nakamura
グループリーダー/教授
増澤 美佳
Mika MASUZAWA
特別教授