冷凍機グループ
大型ヘリウム冷凍システムは、1988年(昭和63年)にトリスタン加速器計画の超伝導加速空洞の冷却システムとして日光実験室に設置されました。当初は、冷凍能力 【4 kW at 4.4 K】 の設備としてスタートしましたが、1989年(平成元年)に超伝導加速空洞が増設されたことに伴い、国内初の超臨界タービンを装備した冷凍能力 【8 kW at4.4 K】 の冷凍システムに増強され、7年間安定に運転されました。その後、1998年(平成10年)からは、Bファクトリー(KEKB)の超伝導加速空洞の冷却用に再利用・運転され、2007年には世界で初めてKEKBで実用化された超伝導クラブ空洞の冷却にも使用されました。2010年(平成22年)のKEKB運転停止までに、本ヘリウム冷凍システムの総運転時間は22年間で110,000時間を超えました。引続き、SuperKEKBでも超伝導加速空洞の冷却に使用するため、長期間の安定した運転を目指して冷凍システムの開発・保守・点検を行っています。
結束 汐織
Shiori KESSOKU
技術員
小島 裕二
Yuji KOJIMA
ダイヤモンドフェロー
清水 洋孝
Hirotaka SHIMIZU
准教授
仲井 浩孝
Hirotaka NAKAI
特別教授/名誉教授
中西 功太
Kota NAKANISHI
グループリーダー/教授
原 和文
Kazufumi HARA
シニアフェロー(技術職)
本間 輝也
Teruya HONMA
専門技師
細山 謙二
Kenji HOSOYAMA
ダイヤモンドフェロー/名誉教授